- 1101HAは光学ドライブがついていないので,USBメモリからインストールしました.
- インストール直後は内蔵グラフィックス(GMA500)がうまく動いてくれないので,解像度が1024x768くらいです.
- kernel 3.3.5から,GMA500のドライバが同梱されているので,ドットバイドットに出来そう.次のサイトに書いてありました:
http://blog.bodhizazen.net/linux/linux-gma500-poulsbo-driver-moved-out-of-staging/ - kernelのアップデート方法は次のサイトを参考にしました:
http://kernelcraft.wordpress.com/2012/05/10/upgrading-kernel-to-3-3-5/ - 結果: 成功.ドットバイドットで表示できました.描画も早くなったと思います.上の写真は実際に1101HAにおいてドットバイドットで表示している写真です.
手順
- UNetbootinを用いて,USBメモリにCentOS 6.3 (i386版)を入れる.
http://unetbootin.sourceforge.net/ - 作成したUSBメモリを使って,1101HAにCentOS 6.3をインストールする.
1101HAでは,USBメモリを挿した状態でEscキーを押したまま起動すると,起動ディスクを選べます. - インストールが終わったら,CentOSを起動する.
- インターネットに接続する.なお,無線LANも即座に使えます.
- 端末を起動する.
- kernel 3.3.5をダウンロードする.
wget http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v3.0/linux-3.3.5.tar.bz2 - tarballを解凍する.
tar xjvf linux-3.3.5.tar.bz2 - 解凍して出来たディレクトリに移動する.
cd linux-3.3.5 - rootになる.
su - カーネルの再構築に必要なコンパイラ等をインストールする.
yum install kernel-headers kernel-devel gcc ncurses-devel -y - 古い.configを再利用する.
cp /usr/src/kernels/2.6.32-279.14.1.el6.i686/.config .
※最後にドットが付いてます - oldconfigを行う.色々聞いてくるので,Enterキーを押しっぱなしにします.
make oldconfig - .configを手動で直します(あまり良くないのかもしれませんが).
vim .config
/GMA500 と入力しEnterを押すと,コメントアウトされている部分にヒットすると思います.iキーを押してINSERTモードに入り
# CONFIG_DRM_GMA500 is not set
を
CONFIG_DRM_GMA500=m
に書き換えます.終わったらEscキーを押して,:wqと入力し,Enterキーを押します. - kernelのイメージを作ります.この時,GMA600のドライバと,もう1つ(忘れました)をインストールするかどうか聞かれます.今回はGMA600のドライバはインストールし,もう1つの方はインストールしませんでした.make bzImageは,しらばく時間がかかります.
make clean
make bzImage - kernelのイメージを移動します.
cp arch/x86/boot/bzImage /boot/vmlinuz-3.3.5 - 既存のvmlinuxと同じパーミッションにします.
chmod a+x /boot/vmlinuz-3.3.5 - System.mapを移動します (カーネルが重大なエラーから回復するために必要,だそうです).
cp System.map /boot/System.map-3.3.5 - モジュールをコンパイルします.非常に時間がかかります.
make modules - モジュールをインストールします.ちょっと時間がかかります.
make modules_install - initrdを作ります.
mkinitrd /boot/initrd-3.3.5.img 3.3.5 - 最後に,grubの設定を書き換えて終了です.
vim /boot/grub/grub.conf
title CentOS (2.6.32-279.el6.i686)の行から最後の行までを選択(v)し,ヤンク(y)します.それを,hiddenmenuの行の下に貼り付けます.最終的に,以下のように編集します.古い項目のコピペ後に変更したのは赤字部分のみです.default=0timeout=5splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz hiddenmenutitle CentOS (3.3.5)root (hd0,0)kernel /vmlinuz-3.3.5 ro root=/dev/mapper/vg_1101ha-lv_root rd_NO_LUKS rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_root LANG=en_US.UTF-8 rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_swap rd_NO_MD SYSFONT=latarcyrheb-sun16 crashkernel=auto KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rd_NO_DM quiet initrd /initrd-3.3.5.imgtitle CentOS (2.6.32-279.el6.i686)root (hd0,0)kernel /vmlinuz-2.6.32-279.el6.i686 ro root=/dev/mapper/vg_1101ha-lv_root rd_NO_LUKS rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_root LANG=en_US.UTF-8 rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_swap rd_NO_MD SYSFONT=latarcyrheb-sun16 crashkernel=auto KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rd_NO_DM rhgb quiet initrd /initramfs-2.6.32-279.el6.i686.img
お疲れ様でした.作業後にまとめたため,間違いがあるかもしれません.何かありましたらコメントをお願いします.
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